カフェ 豆知識

イタリアのカフェ

地中海貿易を通じて、もっとも頻繁にイスラム圏と交流のあったイタリアは、早くからコーヒーに関する情報を入手し、また実際にコーヒーに触れる機会も多かったと考えられています。すでに1645年にイタリアにはカフェが存在していたともいわれていますが、最初のカフェは、1683年にヴェネチアで開業したと記録に残っています。この後18世紀半ばにかけてイタリアの各地に多数のカフェが店を開きました。

カフェが花開いた時代、イタリアは栄光の世紀はすでに遠のき、商業の中心はイギリス、オランダにうつり、文化・経済も衰退に向かっていました。イタリアのカフェも身分を問わず雑多な人々が集まる自由な空間でしたが、そこにはゴシップと賭け事がつきもので、劇作家ゴルドーニの描く当時のカフェは、イギリスに比べれば退嬰的な雰囲気が支配していました。18世紀のヴェネチアのカフェ生活を体現する人物は、色事師、詐欺師、数学者にして破天荒な「回想録」のカサノヴァでしょう。

19世紀のイタリアはヨーロッパ中の知識人、芸術家たちの観光地と化していました。ローマ・ヴェネチア・フィレンツェなどの有名なカフェには多数の外国人が訪れ、外国人による芸術カフェの様相を呈していました。ローマの「カフェ・グレコ(ギリシア人のカフェ)」などは、ドイツ人がたむろし、「カフェ・テデスコ(ドイツ人のカフェ)」と皮肉られるほどでした。

一方、イタリアの大衆的なカフェは、徐々にカウンターを備えたバールの形態をとるようになりました。1901年にベッツェラが発明したエスプレッソ・マシンが、バールに取り入れられ、第二次世界大戦前には現在のスタイルが確立したのです。イタリアのバールは、大戦後はフランスをはじめとするヨーロッパ、最近ではアメリカ、日本でも取り入れられ、カフェの世界標準となりつつあります。

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