カフェ イギリス

イギリスのカフェ

近代市民社会が最も早く形成されようとしていたのがイギリスです。イギリス最初のコーヒーハウスは、1650年オックスフォードに作られた「ジェイコブス」です。その2年後に、アルメニア人のパスクァ・ロゼがロンドンに簡素なコーヒーハウスを開業して評判をとり、この後続々とコーヒーハウスが誕生しました。30年後にはロンドン市内だけで、その数実に3000軒に登ったといわれています。

これだけ急速に増殖していったコーヒーハウスは、当時社会でどんな役割を果たしたのでしょうか。「ロイズ」が元々コーヒーショップからそこに集まる保険業者のやりとりから保険市場になったように、カフェはさまざまな取引や密談の舞台となりました。当時のコーヒーハウスは簡単にいえば、市民社会のるつぼであり、資本主義の実験場だったのです。

「住所を聞くより行きつけのコーヒーハウスを訪ねろ」と言われたほど市民生活に溶け込み、全盛を誇ったロンドンコーヒーハウスも、18世紀後半には次第に衰退に向かていきます。常連たちがより閉鎖的な同質化した環境を求めて作ったクラブや、女性たちも楽しめる、よりひらかれた「ラネラ」「ヴォクスホール」などのアトラクションつきのティーガーデンに客を奪われたのもありますが、資本主義が新たな段階に踏み出し、実験場としての意味を失っていたことも大きな原因ではないでしょうか。19世紀にはいると、イギリスは紅茶の国となり、人々の交流の場の中心はクラブとパブに移ってしまい、カフェはほとんど見なくなってしまいました。

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