カフェ 豆知識

アメリカのカフェ

まだニューヨークがオランダ領だったころから、アメリカでは家庭の朝食に普通にコーヒーが飲まれていたとの記録が残っていて、は開拓の初期からコーヒーとはなじみ深かったようです。

アメリカではじめてのコーヒーハウスは、ボストンにできた「ロンドン・コーヒーハウス」とされ、1689年には営業を始めていました。ただ、これ以前に営業していたイン(飲食施設付きの宿屋)やタヴァーンでもコーヒーを扱っていて、機能的には1665年ころにはコーヒーハウス的なものは誕生していたことになります。

17世紀から18世紀初頭にかけて、各都市にコーヒーハウスが開業していきます。アメリカのコーヒーハウスの際立った特徴は、人々の商談や私的な交流の場を超えて、住民の集会や裁判、議会さえも行われ、町のパブリック・スペースの役割も担っていたということにあります。こうした機能は次世代のコーヒーハウスにも受け継がれ、中でもニューヨークの「マーチャンツ・コーヒーハウス」、ボストンの「グリーン・ドラゴン」は、独立戦争の際には植民地側の行政府の役割を果たしていました。

19世紀初頭には、アメリカは世界最大のコーヒー消費国にのし上がり、その地位は現在に至るまで揺るぎがありません。実に200年にもわたる巨大な消費大国です。しかし、その存在の大きさと比べて、コーヒー、あるいはカフェが生み出した文化的なものが今一つパッとしません。あまりに日常に深く組み入れられてしまったせいでしょうか。さらにその消費の巨大さのせいで、かえってコーヒーの質の悪さをあげつらわれ、コーヒーの味を介さない国との烙印さえ押されてしまいました。

アメリカのコーヒーに見過ごすことができない変化が始まったのは1970年代後半のことです。良質の生豆を使った深入りの新鮮なコーヒーという、ほとんど日本と同じコンセプトを標榜する小規模店が、ちらほらと西海岸に姿を現し始めたのです。1990年代に入ると、低迷する一般コーヒー市場を後目に、こうしたコーヒー店の開拓した高級コーヒー(スペシャルティ・コーヒー)市場が急速に拡大していきました。その最大の成功例がおなじみ「スターバックス」です。そのスペシャルティ・コーヒーとエスプレッソ・バーを融合させたカフェのスタイルは世界中に広がっており、量だけでなくカフェ文化でも、アメリカが主導権を握りつつあるともいえるでしょう。

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